J-OFURO3 V1.1のリリース
J-OFURO3のデータがマイナーアップデートされV1.1となりました。最初にJ-OFURO3 V1.0が公開されてから3年以上が経ち、その後2度の期間延長を行うことで、2018年の4月には当初に計画された1988-2013年の26年間のデータをリリースしました。この度、新たにデータ提供期間の延長を行うとともに、これまでに明らかになっていた問題の一部を修正しました。さらに新しい衛星観測データを追加するなどして、データの質と量を向上させたV1.1としてリリースすることにしました。皆さんの研究のお役に立てれば幸いです。
V1.1: 主な変更点
- 主要なデータの提供期間が1988–2017年になりました(トータル30年間)
- 海面水温データの計算に利用されてい全球プロダクトのバージョン更新に対応しました
- 海面水温データの計算により多くの全球プロダクトを利用するように変更しました
- 海上大気比湿の計算プログラムの軽微な問題を修正しました
- 海上大気比湿の海氷域のデータ処理手法を統一しました
- 上記の変更に伴い乱流フラックスが再計算されました
- CERESの放射フラックスデータのバージョンを更新に対応しました
- データの相互比較により長期一貫性が向上しました
- 正味の熱フラックスが再計算されました
- 30年間のデータから計算された気候値を追加しました
- データにdoiを付しDIASとAPDRCで提供する様にしました
V1.1データセットの取得方法については、ダウンロードのページを参照ください