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J-OFURO3データセットをダウンロードして使用する場合の手順です。

はじめに

J-OFURO3 V1.1の数値データセットは、いくつかのデータリポジトリからインターネットを介して配布されます。
オープンなデータセットで、自由にダウンロードをしてご利用いただけます。ライセンスはCC-BY-4.0に従います。

ファイル名とフォーマット

配布されるJ-OFURO3のデータファイルは変数名 (VAR), 時間解像度(TR), 空間解像度(SR), データセットのバージョン(VER), そして年(YYYY)毎に分けられています。データファイルは次のような決まりで名前がつけられています。

J-OFURO3_VAR_VER_TR_SR_YYYY.nc

VAR: 変数名
VER: バージョンコード(ex. Vm.n)
TR: 時間解像度(DAILY / MONTHLY/ CLM)
SR: 空間格子サイズ(HR: 0.25度格子 or LR: 1度格子)
YYYY: 年(西暦, 4桁)

データファイルのフォーマットは自己記述形式のnetCDFです。
ファイルの拡張子は”.nc”です。
GrADSやFerretといった解析ソフトウェアでの読み込みが可能です。

データの更新とバージョン

不具合の修正などの理由で、不定期にデータセットの内容が更新されることがあります。
全ての提供ファイルには、バージョンコード (VER, version code)が付され、それらの提供ファイルのバリエーションが管理されます。

本プロジェクトでは、常に最新のバージョンのデータが配布され、
古いバージョンのファイルは特別な理由が無い限り配布されません。

最新のバージョンはV1.1です。

ご利用の場合には、データセットのバージョンにご留意ください。

ファイルサイズ

DAILY, HRの場合:  約1.5GB/年(圧縮時: 750MB/年)

ダウンロード

データファイルは次のデータリポジトリよりダウンロードすることができます。

以下のボタンよりアクセスください。

DIASのダウンロードページへ

APDRCのダウンロードページへ

データセットの引用

J-OFURO3のデータセットを利用して研究を行い、その成果の公表を行う場合には、以下の文献を引用ください。

An introduction to J-OFURO3, a third-generation Japanese ocean flux data set using remote-sensing observations
Authors: Hiroyuki Tomita, Tsutomu Hihara, Shin’ichiro Kako, Masahisa Kubota, Kunio Kutsuwada
Journal: Journal of Oceanography (2019) 75:171-194
DOI: https://doi.org/10.1007/s10872-018-0493-x

問い合わせ/連絡先

J-OFURO3データセットを利用されている方、もしくは利用を検討されている方で、データについての問い合わせは、
こちらのフォームより遠慮なくご連絡ください。

データセットを利用していて気付かれた不具合や問題点、ご意見などもありましたらお知らせいただけたら幸いです。
頂いた情報やご意見は今後のデータセットのバージョンアップに利用させていただきます。


提供期間

J-OFURO3データセットは、マイクロ波放射計が本格的な観測を開始した1988年から2013年までの26年間のデータが提供されています。ただし、海上風ベクトルおよび風応力ベクトルデータについては風向の観測が可能な衛星マイクロ波散乱計の観測が開始する1991年以降のデータが提供されています。

今後、30年間の長期データセットの提供を目指し拡張と改善を計画しています。

現在のデータセットの提供状況を示すグラフです。
(マウスを重ねるとより詳細な期間が表示されます)



このページではJ-OFURO3の公開データセットについて
既に明らかになっている問題点についての情報をまとめます。

データ利用の際にはご注意ください。
またこれ以外の問題点についてお気づきの方はご連絡ください。

V1.0の問題点

変数バージョン問題点原因・対処予定など
WND
U/VWND
V1.0海氷域や陸域付近で異常に大きな値(例えば30 m/s以上)や0値が存在する場合があるデータ処理の技術的な問題が原因。次のバージョンの更新で修正される予定
QA
V1.0海氷域付近のデータAvailabilityが年によって異なるSSMI/SSMISの輝度温度データに対する海氷フラグ処理の一部に不適切な処理が行われていたため。次のバージョン更新で修正される予定
QA
V1.0日平均値の空間分布に水蒸気スケールハイト(Hv)のレンジに依存した人工的な分布がある推定アルゴリズムで用いている係数の適応方法の問題。次のバージョンで最新手法が適用される予定。
TA10
V1.0陸域付近で異常に大きな値が存在する場合があるデータ処理における軽微な技術問題が原因。次のバージョンで修正される予定。


J-OFURO3の公開データの提供期間を更新しました。

これまで1996~2013年の18年間のデータを提供していましたが、今回1988~1995年の8年間のデータが追加されました。これによりJ-OFURO3全体として現在は1988〜2013年の26年間*1のデータを公開しています。

また淡水フラックスのデータを追加しました*2, 4
さらに公開データの既知の問題点について情報を公開しました*3


*1: 海上風ベクトルおよび風応力ベクトルデータについては、風向の観測が可能な衛星マイクロ波散乱計の観測が本格的な観測を開始する1991年以降のデータ提供
*2: 1度格子(LR), 月平均データのみの提供
*3: https://j-ofuro.scc.u-tokai.ac.jp/dataset/entry-293.html
*4: 正常にデータがダウンロードされない問題を修正しました (2018-06-01)


J-OFURO3データセットについて、いくつかお知らせです。

これまで公開していた日平均値のデータセットに加えて、月平均値のデータセットについても公開を開始しました。また、これまで公開をしていなかった日平均値の一部の変数についても公開を開始しました。

さらに、日本語の公式ドキュメントがダウンロードできるようになりました。

データセットについてのより詳しい情報はこちらより、
ドキュメントについてはこちらからアクセスできます。