J-OFURO3データセット概要
J-OFURO3は、人工衛星観測に基づく大気海洋間の海面フラックスとそれに関連する物理パラメータのデータセットです。J-OFUROとしては、第三世代目にあたるデータセットで、これまでのバージョンと比べて様々な点が改善されています。各種の物理量の推定に複数の衛星観測データを利用している点が大きな特徴であり、これにより、海氷域を除くほぼ全ての海洋上における海面フラックスと、関連する海面水温や海上風, 海上大気比湿などの物理パラメータの値を日平均、空間0.25度格子のデータセットとして提供します。
データセットの主要な特徴をこれまでのデータセットと比較する形で表に要約しておきます。
データセットについてのより詳しい情報については、本サイトのコンテンツ及び、公式ドキュメントのぺージにある「J-OFURO3データセット詳細ドキュメント」を参照ください。
表. 最新J-OFURO3を含むこれまでのJ-OFUROデータセットの概要
J-OFURO1 | J-OFURO2 | J-OFURO3 | |
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期間 | 1992-1993 | 1988-2008 | 1988-2017 |
時間平均 | 月平均 | 日平均 | 日平均 |
空間格子間隔 | 1.0度 | 1.0度* | 0.25度 |
海面水温 | Reynolds SST | MGDSST | アンサンブルメディアン |
海上大気比湿 | Schlussel et al. 1995 SSMI | Schlussel et al. 1995 SSMIs | 新アルゴリズム Tomita et al. 2018 SSMIs, SSMIS, AMSR-E, TMI, AMSR2 |
海上風速 | SSMI | SSMIs, AMSR-E, TMI ERS-1/2, QuikSCAT | SSMIs, SSMISs, AMSR-E, TMI, WindSat, AMSR2, ERS-1/2, QuikSCAT, ASCAT-A/B, OSCAT |
* J-OFURO2の高解像度版は乱流フラックスについてのみ2002-2008年の期間で提供